剣山の自然環境保護
剣山の自然を守るために
剣山には、日本国内でも希少な動植物が多くあります。
動物では、ツキノワグマ、二ホンカモシカ、野生の鹿、猪、リス、二ホンサル等々、数百種を超える動物たちが生息しています。
最近では、ツキノワグマの目撃例も多くあり登山途中で出会う確立は少ないと思われますが、剣山系には十数頭から数十頭ほど生息しているとされています。
絶滅したのではないかと思われていたツキノワグマが生息していたことは、近年の環境保護の高まりだと思われますが、十数頭程度では絶滅の危機を逃れた訳ではありません。
動物に限らず、植物や魚類など色々な生物をこれからも守っていくことが大切な事であると思います。
「剣山観光推進協議会」は、この剣山という大自然の中で事業を営んでおりますゆえ、剣山の自然を守ることが私たちの生活を支えていることを忘れません。
徳島県および各市町と一体となり、この自然を守るためにできることを私たちはやりぬきます。
剣山へ観光、登山される方にお願い
剣山観光推進協議会は、剣山の自然を守ると同時に、剣山を多くの方に知っていただきたいと言う願いから発足した会でございます。
剣山の自然を守るだけなら、未開の秘境として誰も立ち入らず、道路も閉鎖してしまえば数十年後にはもっと多くの動植物が繁殖しているかもしれません。
しかし、それだけではこの大自然を守ると言うことにはならないと思います。剣山には多くの白骨林がありますが、この白骨林の原因は酸性雨だとも言われています。
数十年前に起こった日本の公害なども、遮る山々が無い高山では、直接被害を受けるのではないでしょうか?
「剣山の自然を守る」と「剣山の自然を放置する」とでは大きな違いがあります。
自然を守りつつ、自然と共存できる山を目指しています。
剣山に訪れる方は、観光の方、登山の方合せて年間十数万人ともいわれています。訪れた方一人が草木を1本だけ採取しても、年間数十万本もの草木が失われてしまいます。
世界的にも希少なキレンゲショウマの群生などは1年もたたずに無くなってしまうことでしょう。
また、人が食べたお弁当の残りなどをそのまま放置してしまうと、野生動物はその環境に適応し、人の食べるものを求めて里へ降りてきてしまいます。特に熊などは人と同じ場所で生活することが困難であるため、里に降りてきた熊は処理をしなければならなくなります。
自然を満喫するには、動植物と共存し、住む世界をそれぞれに分け、その上で動植物達の世界に入ればルールとマナーが大事になります。
使い古された言葉ではありますが、【 のこして良いのは「足跡」だけ、とって良いのは「写真」だけ 】を実践していただきますようお願い申し上げます。
「剣山に来て良かった」を子供や孫の世代にも言っていただける、剣山の自然を残していきたいと考えています。